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あなたもだまされる! 詐欺師が仕掛ける巧妙な5つの手口とは?

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多くの日本人、特に高齢者の方は、人を疑わない人が多い。

 

それが、日本人の美徳でもあったのですが、

それを逆手にとる悪いやつらが増えてきているのが現状です。

 

詐欺師たちは、じつに巧妙な手口で襲いかかってきます。

 

そんな詐欺師たちに、だまされないためにはどうしたらいいか。

 

そのためには、詐欺師たちがどんなやり方で、

あなたに詐欺を仕掛けてくるのかを知ることが大切です。

 

詐欺師の餌食にならないために、

近頃、増えている封書詐欺とくつくつ詐欺、改元詐欺。

 

そして、これからでてくると考えられている、

消費税10%詐欺と東京オリンピック詐欺の手口を紹介します。

 

封書詐欺とは?

ある日、地方裁判所民事訴訟部と明記された封書が

あなたの手元に送られてきます。

 

封書を開くと、提訴の告知と書かれた文章が。

 

提訴の告知の内容は

あなたは訴えられていますよというお知らせです。

そして、裁判所はその訴えを受け付けました。

 

だから、あなたはすぐにお金を払ってください。

 

払わないなら、あなたの家や車などなどの財産を

差し押さえる法的手続きがとられることになりますというような内容です。

 

いきなり、こんな書面が届いたら、
驚くというが、ビビっってしまい、人によっては頭が真っ白になってしまいます。

 

そしてや不安や恐怖といった心理状態になると

人は、正常な判断ができなくなってしまいます。

 

裁判所からの封書詐欺を見破る方法は?

もしそれが本物であれば、

裁判所からの封書は、特別送達という形式で送られてきます。

 

本物なら封筒に、特別送達という印鑑が捺されています。

 

まあ、それも偽造しようと思えばできますから、

次は切手をみてください。

 

裁判所からのものならば、

1072円分の切手が貼られています。

 

通常の郵便料金は82円、

一般書留なら430程です。

 

1072円分の切手が貼られているかどうか

確認してください。

 

しかし、これも詐欺師が念には念をいれて

1072円分の切手を貼るかもしれません。

 

そうなると、どうしたらいいのか。

 

特別送達の配達方法

じつは特別送達は、

配達方法に普通郵便とは違いがあります。

 

特別送達の封書は、必ず郵便局員さんが

手渡しで渡さなければいけないものなのです。

 

けっして、郵便受けに入れるものではありません。

 

だから、あなたが不在だった場合は

不在連絡票が郵便受けに入っており、

再配達の日時を連絡しなければいけないことになり

ます。

 

かならず、郵便配達員さんからの手渡しです。

 

あなたが知らないうちに家にあった

もし、郵便受けに入っていたら

ひょっとして、

あなたが配達員さんが間違えていれたのかもしれな

いと解釈するかもしれません。

 

また、あなた以外の同居人が、

あなたの知らない間に郵便受けから取りだして、

テーブルの上に置くこともあるかもしれません。

 

その場合は、通知内容に以下の文言があるか確認してください。

 

正式文書には書かれない文言

その文言とは

□ 裁判の取り下げ

□ 財産の差し押さえ

□ 相手からのお金の要求

 

正式な裁判所からの通知内容には、

このような文言が書かれることは、

絶対にありません。

 

これらの文字があったら

その封書は詐欺師からのものです。

 

それでも、これは本物ではという思いが拭いきれない場合は

裁判所に電話して、

このような封書が届いてきたが、

これは本物かどうかを確認してもらいましょう。

 

もっとも確実なのは、

その封書をもって最寄りの裁判所にいくことです。

 

くつくつ詐欺

以前は押し売りというのがありました。

玄関先に座り込んで、

商品を買ってくれるまで動かない、帰ってくれない

強引なセールスです。

 

最近はあまり見かけませんが、

以前は玄関口に押し売りお断りの表示をしている

家が何軒もありました。

 

それぐらい、強引な押し売りが横行して、

それによるトラブルが多かったんです。

そのため法律は作られ、

業者が直接訪問してはいけないことになりました。

 

そこで、詐欺師たちが考えたのが、

押し買いという手口です。

 

押し甲斐の手口とは?

実際に被害にあって女性の話。

 

ある日、一人暮らしの女性宅へ電話がかかってきます。

受話器の向こうから、男性がこう話しかけてきました。

 

私、リサイクル業をやっている何々と申します。

 

今、家にある使わなくなった靴を、

無料で引き取るキャンペーンをおこなったいますが、

要らなくなった靴はありませんか。

 

女性は思いがけない話に、

素直に助かるわと、お願いしてしまいました。

 

女性は名前と住所を告げ、引き取りの約束をしてしまいます。

 

約束した日、複数の男性が靴を引き取りにやってきて、

履かなくなった靴を片づけていきます。

 

だまされていると気付いていない女性はすっかり感謝してしまします。

 

しかし、靴を片づけ終えた男がこう言います。

 

押し買いの怖いところ

ちなみに他に要らなくなった金属製品や不良品はありませんかと。

 

すっかり男達に感謝している女性は、

突然の申し出にとまどいながら、

ないことはないんだけどと、あいまいな返事をしてしまいます。

 

その言葉を待っていたかのように、詐欺師の一言。

では、一緒に確認させてください、いいですね。

 

そう言うと、女性の返事を待たずに、

男達はずかずかと家の中に上がっていきます。

 

家にあがったら、もうやりたい放題。

金目のものがないか、タンスの引き出しやらなんやらと家中を漁っていきます。

 

そして金目の貴金属を見つけると、

驚くほどの安値で買い取っていきます。

 

時計などは1000円ぐらいの安値。

 

さすがにこの状況に女性がそろそろ帰っていただけますかと言うと、

おれたちもあんな汚い靴だけじゃ帰れませんよと態度が豹変。

 

その剣幕に女性はなにも言えなくなってしまい、

詐欺師たちのいいようにやられてしまいます。

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なぜ、押し買いはまかり通るのか?

法律では、業者が直接訪問してはいけないことになっています。

 

これを専門用語で不招請勧誘といい、

電話で問い合わせをしたり、家に来てくれと頼んでいない人に対し、

業者が勝手に訪問や電話などでの勧誘をしてはいけないという意味です。

 

消費者が呼んでもいないのに、勝手に家に行ってはいけませんよと、
決められているんです。

 

そこで、詐欺師も考えました。

それなら、相手に自宅に来てくださいと言わせてしまえばいいと。

 

その手段が、要らない靴を買い取りますよという電話。

 

その提案に、それじゃあお願いしますと日時まで指定してもらえれば、

訪問してもなんら問題がなくなるというカラクリです。

 

堂々と家にいくことができます。

 

そして、家の中に入ってしまえば、もうこっちのモノ。

 

やりたい放題というわけです。

 

くつくつ詐欺の予防策は?

見知らぬ業者からの電話は、その内容がなんであれ、断ることです。

 

結構です。間に合ってますからと相手の話を聞かずに、すぐに切りましょう。

 

高齢者のかたは、そのように断ることがなんだか悪いんじゃないかと

思ってしまいがちですが、気にすることはありません。

 

改元詐欺

今、増えている詐欺が、平成から令和へ元号が変わったことを利用して、キャッシュカードをだましとる手口です。

 

時代はお金ではなく、キャッシュカードをだましとる方向に変化しています。

 

どんな手口でだましとるのか

高齢者の家に電話がかかってきます。

 

警察官や銀行員、公務員を装った詐欺師が、

あなたのキャッシュカードは令和に対応していないので、

変えないといけませんと電話口から行ってきます。

 

そういって、別の人が家にキャッシュカードを受け取りにきます。

カードを受け取ったら、その場か電話で暗証番号を聞き出し、

お金を引き出すという手口です。

 

それに似た手口で通帳を

新しくする必要があると言ってくる詐欺も急増しています。

 

通帳を新しくする必要があると言ってくる詐欺

実際にだまされた横浜市在住の80代の女性の話です。

 

警察、お巡りさんになりすました詐欺師から電話がかかってきます。

 

電話の内容は、悪いやつらから悪用の恐れがあるので、

通帳を作り替える必要がありますというもの。

 

さらに、電話の最中に金融庁の職員だという人物が

封筒を持って家を訪ねてきます。

 

その男が、なぜか通帳ではなく、

キャッシュカードとそのキャッシュカードの暗証番号を書いたメモを

この封筒に入れて保管してくださいと、持ってきた封筒を見せます。

 

すっかり信用した女性は言われるがままに、

持っていたキャッシュカード、暗証番号を書いてメモを男に渡します。

 

金融庁の職員を騙った男は、もっともらしくそれらを封筒の中に入れます。

 

その後、男は女性の注意をそらすようにして、

女性が目を離したすきに、中身をプラスチックの板にすり替え、

何喰わぬ顔で封筒を女性に渡し立ち去ります。

 

女性が、封筒の中身が通帳やキャッシュカードではなく、

プラスチックの板と気付いた時には手遅れ。

 

すでに、口座から150万円あまりが

引き出されていたということです。

 

この詐欺にだまされないためには

まず、通帳やキャッシュカードを新しくする必要があるといってきたら

それは詐欺です。

 

警察官や銀行員が通帳を新しくするようにと、

電話をかけてくることは絶対にありません。

 

警察官でもなんでもかまいません。

 

通帳を新しくする必要があるという電話があれば、

結構ですといってすぐに電話を切りましょう。

 

消費税10%詐欺

これは2019年からの消費税増税を狙った詐欺です。

鍵はポイント還元とキャッシュレス(現金で払わず、カードを使う)。

 

政府は景気対策として、キャッシュレス化を進めています。

 

その促進のために用意したのがポイント還元事業。

決済サービスを使い、中・小規模のお店で買い物をしたら、

消費税に原則5%のポイントがもらえるというものです。

 

これを利用したのが消費税10%詐欺です。

 

その手口は?

ある時、この機会にクレジットカードを作りませんかという

勧誘の電話がかかってきます。

 

銀行カードにクレジット機能がついていない

銀行カードを持っている人が主な標的になります。

 

あなたがお持ちの銀行カードに

クレジット機能をつけませんかというお誘いです。

 

消費税が10%になったらカード払いの場合ポイントが付くので、

とってもお得ですよというような内容で、

言葉巧みにカードをつくるように誘ってきます。

 

そうして、すぐに取換えましょうといって、

家にやってきて銀行カードを持っていく手口です。

 

他にも、クレジットカードを作りませんかという電話をかけてきて、

キャッシュカードをだましとる手口も考えられます。

 

2020年東京オリンピック便乗詐欺

チケットをどうしても欲しかったのに、

抽選ではずれて手に入れることができなかった人を狙った詐欺です。

 

どうしてもチケットが欲しいので、

チケットを買いませんかという電話にころりとだまされてしまいます。

 

もう1つは、チケット込みのオリンピックツアーを企画していますと、

旅行代理店を名乗りツアー代を騙し取る手口です。

 

旅行代理店がチケット込みのツアーを利用した詐欺です。

 

大手旅行代理店の名前を騙る

ちゃんとした旅行代理店に便乗して、チケット代をだましとります。

悪質はケースでは大手旅行代理店の名前まで名乗るケースがあります。

 

このような詐欺にだまされないためには、

相手からかかってきた電話を信用せずに、

直接、自分のほうから旅行代理店に電話をするようにしてください。

 

直接、店頭にいくのが1番確実だと思います。

 

まとめ

詐欺師は、相手の欲望や不安、恐怖という心理につけこんでだましてきます。

 

そして、だれにも相談しないように

今すぐなどという言葉を巧みに使ってあわてさせ、行動させようします。

 

自分1人で思い込み、行動しないことが大切です。

 

あれっと思ったり、心がザワついたりしたら、迷わず怖がらずに、

周りにいる家族や友人に相談するようにしてください。

 

周りに相談する相手がいない時は、

警察などに電話を事情を説明しましょう。

 

なによりも大切なことは、

知らない人や業者から何かの勧誘や緊急のお知らせなどの電話がかかってきたら、

きっぱりと断り、勇気をもって電話を切ることです。

 

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