フッ素は虫歯予防の強い味方!
虫歯になると脳出血や認知症のリスクが高くなる⁉︎
虫歯予防に効果的な歯磨きとは?
体全体に悪い影響を与えるのは歯周病だけではなかったんです。
京都府医科大学が、ある種の虫歯菌によって脳内出血を発症することを突き止めました。
血管の中に入ると血を止まりにくくする虫歯菌が見つかったんです。
京都府立医科大学大学院の渡邉教授によると、脳の出血する場所によって認知症にリスクが高くなる可能性があるということです。
虫歯は口の中だけの病気ではないことがわかってきました。
朝の情報番組グッドモーニング明快まとめるパネルで虫歯にならないフッ素を使った効果的な歯磨きのやり方が紹介されました。
日本は虫歯大国
先進国の12歳児における1人平均虫歯等本数(WHO調べ)を比較。
- スウェーデン 1、1本
- アメリカ 1、28本
- ベルギー 1、6本
- フランス 1、9本
- 日本 2、4本
- カナダ 3本
これをみると、日本はもっとも虫歯が少ないスウェーデンと比べると約2倍虫歯が多いことがわかります。
さらに厚労省によると、25〜64歳で90%以上の人に虫歯があるということです。
なぜ、日本人に虫歯が多いのか?
東京医科歯科大学大学院の井上教授によると、日本人もスウェーデン人も歯に違いはない。
では、なにが違うのか?
スウェーデンは予防のために歯科医院へ行き、日本は治療のために歯医者さんのいく人が多いんです。
日本人が歯医者さんにいくのは、歯が痛くなってから。
それが、虫歯の多さにつながっています。
虫歯にならないためには、正しい歯磨きで予防することが大事なポイントです。
歯医者さんが勧めるフッ素入り歯磨き粉の正しい磨き方
フッ素を長く口にとどめることが大事なポイント
そのために気をつけたい3つのこと。
歯を磨くまえに歯ブラシを水で濡らさない
歯磨き粉の成分が薄まってしまいます。
歯ブラシの上にのせた歯磨き粉をそのまま口にいれない
1ヶ所だけに歯磨き粉が多くついてしまいます。
少し、面倒ですが指でブラシに歯磨き粉を馴染ませてから磨くのが効果的です。
歯を磨いた後に口をあまりゆすがない
せっかくのフッ素成分が水で流されますから、少量に水で1回だけゆすぎましょう。
スウェーデンの歯の磨き方は?
歯磨きの時間は5分ぐらい。
3種類の道具を使います。
歯ブラシ
歯の表面をきれいに磨く
ワンタフトブラシ(歯間ブラシ)
歯と歯茎の間をこするように磨く
デンタルフロス(糸ようじ)
歯と歯の間の汚れを取る
以上3つの道具を使い、1日2回、歯を磨いています。
とくに虫歯の予防のためには、デンタルフロスを使うことがとても大事だということです。
スウェーデンで行われている驚きの予防法
毎週、フッ素おばさん?が小学校にやってきて、フッ素いりのうがい薬を子供たちに配る。
地域によって異なりますが、一定の年齢(だいたい25歳くらい)まで歯科医院の治療費がタダ!
月1回、予防のために歯医者さんに通うことが当たり前のようになっている。
まとめ
ひとまず、時間をとって歯医者さんにいきましょう。
自分の口の中の状態を知ることから予防はスタートします。
そして、正しい歯磨きのやり方を歯科衛生士さんから教えてもらいましょう。
歯科医院は治療にいくところではなく、予防のためにいくところ。
そういうふうに自分の意識を変えることが、1番の予防法といえるのではないでしょうか。
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