お茶は口臭予防に強力な効果を発揮します。
「カテキン」や「フラボノイド」にその秘密があり。
臭いにおいを元から断つ
お茶に含まれるこれらの成分が、硫化水素やアミノ類などといった臭い成分と混ざり合いことで、その臭いを消す働きをすることが研究でわかっています。
においを消すのではなく、においの元となるものを臭わなくするという働きです。
□大手メーカーがその効果に注目
その効果に目をつけた大手メーカーが、緑茶成分配合消臭スプレーなどといった商品を開発。
さまざまな消臭スプレーを始め、口臭スプレーなど商品化されています。
トイレ消臭剤などもありますね。
どんなお茶を飲んだらいい?
お茶の種類によって、含まれるカテキンの量が違いますが、さほどこだわることはないと思います。
煎茶、玉露、番茶などあなたが普段飲み慣れているものでかまいません。
また、同じ茶葉から作られる紅茶やウーロン茶にも同じような口臭予防効果があります。
紅茶などは、レモンティーで楽しめばレモンの消臭効果も併せて期待できますからおすすめです。
なにより、レモンティーはおいしいですからね。でも、できるなら砂糖はいれないでください。
カテキンの抗菌作用
カテキンには、口臭を抑える効果の他に、歯周病菌や虫歯菌が増えるのを防ぐ働きもします。
食事中や食後はもちろん、食間にもお茶を飲むようにしましょう。
口に含んで歯と歯の間にもお茶が行き渡るよう、口に含んだお茶をクチュクチュして口の中全体に行き渡るようにするとより効果があります。
お茶にはフッ素が含まれている
虫歯予防に効果があるとされるフッ素。
このフッ素がお茶には含まれているんです。
フッ素は歯の表面を硬くして、溶けにくい丈夫な歯にします。
フッ素は有用だ、有害だと賛否両論が飛び交っていますが、虫歯になりにくい歯をつくることは世間に知られています。
国によっては、水道水に添加しているところもあります。
例えば、香港、シンガポール、コロンピア、アイルランド、マレーシア、オーストラリア、ぬユージーランド、アメリカ合衆国、イスラエル、カナダなどのほかにも多くの国でフッ素を水道水に添加しています。
日本では、フッ素が体に及ぼす影響について賛否両論あり、まだ実施していない状況です。
しかし、歯磨き剤などは、フッ素入りをセールスポイントにして販売されています。
もともとフッ素は野菜や果物にもわずかな量が含まれているものです。
お茶に含まれているフッ素もわずかな量い。
常識では考えられないくらい大量に飲まない限りは、お茶に含まれるフッ素の量ぐらいなら人の体に悪い影響を与えることはありません。
しかし、虫歯予防には効果が期待できます。
一番手軽にできる口のお手入れ方法といえるでしょう。
お茶は身体の調子を整える?
お茶の効能は口臭や虫歯予防だけではありません。
カテキンやフラボノイドなどのポリフェノールが抗酸化作用で、身体の老化を防いでくれます。
また体内脂肪を燃焼させる飲み物として、特定保険用食品に指定されているお茶もあります。
まとめ
○朝茶は七里帰っても飲め
○朝茶はその日の難逃れ
○朝茶には福が増す
お茶には、その効能をあらわしたことわざが多くあります。
昔から日本人はお茶の効能をよく理解していたということですね。
お茶の風味を楽しんだ上に、健康維持の効果も期待できる優れものです。
普段から、お茶を飲むようにしましょう。