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中国人が爆買いする神薬の魅力とは?

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中国人の爆買いといえば家電製品のイメージがありますが、もう一つ彼らに人気のものがあります。

それは、医薬品。

マツモトキヨシやサンドラックなどのドラッグストアに行くのが来日の目的の一つになっているんです。

医者にかからなくてもいいくらい、日本の薬はよく効くと口コミで広がり中国で人気があります。

中国のウエブサイトには、日本に行ったら買わなければいけない神薬として12品が紹介されています。

中国人が爆買いする神薬

□サンテボーティエ(目薬)

□サロンパス(消炎鎮痛剤)

□熱さまシート(冷却剤)

□ハイチオールC(しみ、そばかすに効果)

□イブクィック(頭痛薬)

□アンメルツヨコヨコ(消炎鎮痛剤)

□サカムケア(液体絆創膏)

□ニノキュア(二の腕のぶつぶつ治療薬)

□ビューラックA(便秘薬)

□口内炎パッチ大正A(口内炎治療薬)

□命の母A(更年期障害などへの女性保健薬)

□龍角散(のど薬)

どれも、日本人も普段からよく利用する薬ですね。

ちなみに、神薬の神という言葉は最近中国でよく使われている言葉で、神のようにすごい効力があるという意味があります。

日本でよくできたスマートフォンアプリを神アプリというのと、同じようなニュアンスでしょうね。

 

龍角散がダントツの人気

なかでも、人気があるのがのど薬として老舗中の老舗、龍角散。

これが売れているんですよ。

中国人には馴染みの漢方で使われる生薬を配合しているという安心感。

飲めばわかるその効き目。

そして、彼ら中国人にとって龍角散の爆買いは、切実な理由があるんです。

 

 

大気汚染

中国は北京など都市部の大気汚染が深刻です。

テレビのニュースでも、現在の北京の空の様子として、視界がきかないほどのスモッグでまともに外を歩けるような状態ではない街の映像が流れます。

あれを見ると、のどや鼻腔、呼吸器をやられている人がかなりいるんだろうなと思います。

ほかの神薬にしても、その効果が知られているから買い求められています。

 

メイドインジャパンへの信頼感

そして、薬に含まれる成分に、危険なものは使われていないという信頼感も人気に一役買っているのではないでしょうか。

でも、中国や韓国、また他の先進諸国にも同じようないい薬はたくさんあるのに、なんで中国人は日本の薬を大量に買い求めるのでしょうか。

それについて、中国メディアが興味深いことを書いています。

日本人は薬を使う人のことを意識して、薬を作っている。

薬そのものの効果や効能を追求するのもさることながら、どうやったら薬を飲みやすくできるか、薬を飲むのが楽しいと感じるか、使う人の立場にたった商品作りが徹底しているという内容。

 

効き目意外のプラスアルファ

確かに言われてみれば、幼児が自分で蓋を開けることがないよう、開け方にちょっとして工夫を凝らしたりしたものもありますもんね。

目薬の容器しても、薬入れというよりはマニキュアか化粧品の容器を思わせるよう色や形を工夫している。

なるほどなとうなずけます。

そういう、使う人のことを考えた薬作りの姿勢が、中国の方に評価されているんでしょう。

サカムケアやアンメルツヨコヨコなんて、使ってみれば便利この上ない。

スプレータイプの消毒液マキロンなんて、家庭の必需品です。

気付いてみれば、家の中の市販薬はすべて日本製ということも、まんざらあり得ない話ではないですよ。

龍角散などは、すでに韓国や台湾では、どの薬局にも必ず置いてあるということですから。

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