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コンビニがアマゾンなどネット通販の受け取りサービスを展開する狙いは?

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ネットで注文した商品を指定したコンビニで受け取れる?

Amazon、楽天市場、トイザらス、ユニクロ、オムニセブン、SHOPLIST、ZOZOTOWNなどの商品に対応

24時間営業、全国いたるところにあるコンビニエンスストアの利点を生かした新しいサービス!

NIKKEIプラス1で紹介されたそのサービスの内容とは?

その仕組みは?

たとえばAmazonで本を購入したとしましょう。

スマートフォンで手続き開始。

受け取り場所を決める画面で、自分の住所を入力すると、近所のコンビニや宅配業者の営業所が表示されます。

その中から、仕事の帰りや買い物のついでになど都合のいいお店を選び、注文を確定します。

当日便なら、朝、注文を入れると、夜、仕事帰りに立ち寄り、マルチ端末に認証番号などを入力してレシートを店員さんに渡すと店の奥に保管していた荷物を受けとることができます。

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通販サイトと対応しているコンビニ

Amazon    ローソン、ファミリーマート

楽天市場   ローソン、ファミリーマート

トイザらス  ローソン、ファミリーマート

SHOPLIST  ローソン、ファミリーマート

ZOZOTOWN ファミリーマート

ユニクロ   セブンイレブン

オムニセブン セブンイレブン
(西武、そごう、ロフト、アカチャンホンポなど)

利用者のメリットは?

24時間、自分の都合に合わせて受け取れること。

7〜10日間ほど品物を預かってくれること。

宅配便が何時ごろ着くのか気をもむ必要がないこと。

一人暮らしの女性は、宅配業者さんと玄関前で顔を合わせなくてすむので気が楽なこと。

注意すること

対象外の商品あり

○大きいもの、重いもの

○保存がきかないもの

○壊れやすいもの

○通販ショップの事情で対応していないもの

お客の反応は?

トイザらスによると「通販で買う人の2割のお客がコンビニでの受け取りを選んでいる」

ファミリーマートによると「利用者の9割強は3日以内に受け取りに来てくれる」

宅配業者にもメリットが……

宅配業者にとってもとても都合がいいサービスです。

個別の時間指定配達対応や再配達などの負担軽減につながり、人手不足の解消にも一役かってくれる。

返品サービスもあり!

セブンイレブンの店舗では、同じグループの通販サイト「オムニセブン」で注文した商品は、返品も可能ということです。

返品票を箱に張り店員さんに渡すと、返品票のバーコードを読み取った上で荷物を引き取ってくれます。

しかも、なんと送料などの手数料が不要なんです。

コンビニ側のメリットは?

お客にお店に来てもらうこと。

目的はなんであれ、来店のきっかけになれば、それだけで十分メリットがあるということです。

お店にはいったら、ついでになにか買って帰ろうかなとなりますよね。

このついで買いを期待しているんです。

そのために、ネット通販の受け取りサービス以外にもこんなサービスを展開しています。

限定チケットの販売

□ファミリーマート
○キッザニア入場券
○チケットよしもとの当日券

□ローソン
○ジブリ美術館入場券
○藤子・F・不二男ミュージアム入場券
○スヌーピーミュージアム入場券

□セブンイレブン
○阪神タイガースの特典付きシート
○レゴランド・ジャパンの1日入場券及び年間パスポート

その他のサービス

□ファミリーマート
○電気自動車向けの充電器を全国700店に設置

□セブンイレブン
○自転車シェアリングの発着場(東京都千代田区などで)

暮らしの拠点(ハブ)に進化!

今回紹介したサービスといい、銀行ATMの設置といい、暮す人の便利を提供するまさにコンビニエンスストアに進化しているようですね。

都市部や人工の多い街だけでなく、これから過疎化が進む地方などの生活スタイルを一変させる可能性を秘めています。

10年後のコンビニはどんな存在になっているのか。

興味津々です。

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