ジム飯というのは、フォックスクラブが提供する食事の事。
ダイエットや運動ブームでフィットネスクラブの利用者が増加中。
その市場規模は4000億円ともいわれています。
それだけに、クラブ同士の競争も激しくそれぞれが集客にあの手この手と知恵を絞っています。
そんな中、密かに人気を集めているクラブがあります。
痩せたいと食べたいの両方をかなえることができる。
プライムフライデーで放送されたジムを2つ紹介します。
フィットネスクラブが食事を提供
しっかり運動してしっかり食べる、フィットネスクラブのマーケティング戦略
トレーニングと食事を同じ場所で
東京六本木の予約制フィットネスクラブGAJARA
看板には食べて痩せるパーソナルトレーニングの文字。
その言葉どおり、ジム飯を提供しています。
ここは完全個室が4部屋あり、人の眼を気にすることなくトレーニングができることが売り。
女性は男性の目を気にすることもない。
女性が多く利用している人気のフィットネスクラブです。
男性客にとっても、自分のペースで好きなように器具をつかえるというメリットがあります。
おおきなフィットネスクラブなどは、混んでいるときには器具を使いたいけどだれかが使っていてなかなな順番が回ってこないとかありますよね。
それで利用者同士が険悪な雰囲気になったりすることもあるようですよ。
ここなら、そんないやな思いをすることもない。
トレーニングを終えると店の奥に移動。
食事ができるテーブルが用意されています。
ここで提供する料理は、管理栄養士の資格持つスタッフが調理。
豚肉を使ったショウガ焼きなど食べごたえのあるプレートやサラダ中心のサラダライスプレートなど、全5種類のメニューから選ぶことができます。
ご飯はシラタキを混ぜたりと、少ない量でも満腹感がアップする工夫がされています。
どんな食べ物が体にいいのかよくわからないし、カロリー計算も大変とか、何品も自分で作るのは手間がかかるし、ここはバランスよくでてくるのでうれしいという女性客の支持を受けています。
全部おまかせで楽と、男性客の評価も上々です。
店長の森さん曰く、他のフォックスクラブとか食事制限をしている方が続かなかったと言うとき、ここにきてもらったときに受け皿になるようなフィットネスクラブになればいいと思っているということです。
気になる料金は、2ヶ月冠の集中コース、トレーニング16回で29800円(税込み)
食事指導、食事・プロテイン20回がその料金の中に含まれています。
結構、お得かもしれませんよ。
運動後、食事をすませて帰る利用客がおおいということです。
カフェで集客、ジムへ誘導
東京千代田区 BROS TOKYO
一見するとカフェにしか見えないジムです。
その狙いはというと
代表の中倉さん曰く、多くの人に運動してほしいと思っている。カフェに通っている中でちょっとずつ健康に意識をもってもらい、運動していただければいいなという思いでカフェを作ったということです。
カフェに立ち寄った客にジムを知ってもらおうという狙いがあるようです。
1階がカフェ、地下がトレーニングジムになっています。
階段を降りて一歩トレーニングルームに足を踏み入れると、そこには1台200万はするマシーンが4台設置。
着替える必要がなく、気軽にトレーニングできるのが特徴です。
カフェで提供しているジム飯はキッシュやサンドイッチなどカフェらしいメニュー。
店の一押しがスパイシーカレグラ850円(税込み)
見た目はカレーだけど、ルーがかかっているのはご飯ではありません。
なんだと思います?
…………。
答えはグラノーラ。
え、それって本当に美味しいのと、初めて聞くとドン引きしますが、独特な食感とほのかな甘味が店オリジナルのカレーと絶妙にマッチしてなかなかのお味ということです。
低糖質のグラノーラを使っているので、糖質が気になる人もカレーを楽しめます。
歯ごたえも十分、よく噛んで食べるので、これだけでお腹がいっぱいになります。
料金プランは、週1回のトレーニングで月一万円〜。
料金に飲食代は含まれていませんから、すこし高めか。
それでも、お店の狙いどおり、ジムを利用する人が増えているということです。
まとめ
さまざまな趣向をこらして、集客にしのぎを削るフィットネス業界。
利用する側からすれば、自分にあったフィットネスクラブを選ぶことができるのでありがたいことです。
これからどんなサービスがでてくるのか。
新しい動きに注目です。