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疲れがとれない全身がだるいという悩みは漢方で解消!

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病院にいくほどではないけれど、体調不良をなんとかしたい、グッスリ眠りたいと悩んでいたら漢方がオススメです。

漢方薬といえば中国のイメージがありませんか?

実は漢方薬は日本で生まれた日本独自の医学なんです。

漢方の始めは7世紀頃、中国から日本へ仏教とともに伝わってきました。

その後、日本人の体質に合わせて独自に発展し、現在にいたっています。

あの徳川家康も利用していたとされ、今なお進化しながら綿々と受け継がれています。

「健康カプセル!ゲンキの時間」で放送された内容を紹介します。

未病という概念

漢方では未病という独特の概念があります。

未病といいうのは健康と病気の間のグレーゾーンの事です。

身体の不調は感じるけれど、病気というほどではない状態のことを未病といいます。

そのままにしているとやがて病気になる恐れがあります。

漢方薬と西洋医学の違いは?

薬の使い方にあります。

風邪を例にとると、西洋医学では熱を下げる薬、痛みを抑える薬、胃薬、抗生物質などの症状別に複数の薬を処方します。

漢方では、原則1種類しか処方しません。

しかし、選択肢は10数種類あり、それぞれ複数の生薬を組み合わせて作ります。

例えば、最近CMなどでも紹介されている葛根湯は桂皮や葛根、芍薬、甘草など7種類の生薬を組み合わせた薬です。

それぞれの症状から不調の根源を見つけ出しベストな漢方薬1つに絞り込むのです。

では、どうやって10数種類の漢方薬から1種類の薬をえらぶのでしょうか。

不調の根源はどこにある?

実は漢方にはその人の身体の状態を見極める大切な3つのポイントがあります。

それは、気、血、水という漢方独特の概念です。

気は元気の気です。

目に見えないエネルギーのようなもので、西洋医学でいう自律神経やホルモンと働きです。

血とは西洋医学でいう血液に栄養が加わった東洋医学的考え。

水はリンパ液など血液以外の体液の事です。

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3つのバランスが崩れることが原因

3つのバランスが崩れると身体に様々な病態が現れてきます。

気のバランスが悪い状態を気虚といいます。

血のバランスが悪いと血虚。

水のバランスが崩れた状態を水毒です。

それぞれの原因と典型的な症状

気虚

エネルギーが不足の状態です。

エネルギーをとる効率が悪かったり消耗が多くなったりしています。

症状

倦怠感がある。

気力がない。

風邪をひきやすい。

食欲がない。

食事がおいしくない。

血虚

栄養・潤い不足。

血液あるいは栄養が不足している状態です。

血の量や質があまりよくありません。

症状

貧血がある。

動悸・不整脈がある。

朝起きにくい。

肌が乾燥する。

こむら返りがある。

水毒

水の流れが良くない状態です。

食生活などの生活習慣、気候やストレスなどで水の代謝が低下している状態です。

症状

全身が重くだるい。

むくみ。

めまいがする。

胃の中に水が残っている音がする。

それぞれのタイプの注意点と改善策

気虚

十分に睡眠をとる。

ストレスがある場合は、適度に休みことが大切です。

虚血

虚血の人はレバーや赤身肉などで鉄分の摂取を心掛けることが大切です。

水毒

水毒の人は塩分や水分の摂取量に注意が必要です。

10年間体調不良で苦しんでいた患者のケース

なんだかわからない症状がたくさんあるので、なにをどうしたら良いのかわからず、どんな薬を飲んだらいいのか長年悩み続けていました。

症状

眠れない。

疲れが獲れない。

手足の冷え。

便秘。

胃がもたれる。

のどが渇く。

肩凝り・腰痛。

更年期障害。

不安になる。

さて、漢方の診察で原因を突き止めることはできるのか。

原因不明の不調を解明、独特の診察方法とは?

漢方診察

漢方には独特の診療方法があります。

問診

まず問診で体内でなにが起きているのか全体像をつかみます。

寝つきはわるいか。

疲れやすくなったのはいつからか、40歳ぐらいからか。

冷えがつらくなったのはいつからか等々。

一通り症状を効きだした段階である可能性を導きだします。

1つの可能性は気が落ちていること

この患者の場合、問診で気の不調と判断しました。

脈診

脈を計ることでその人の体質を見極めます。

脈の診方も独特で、西洋医学では中指の腹で診ますが漢方では3本の指で診ます。

一体この方法でどんなことがわかるのか

脈拍数を数えているわけではありません。

3本の指それぞれを強く押したり浅く押したりして、脈がうつ力を感じ取ります。

脈が強い場合は実(実証)といい強い薬を使います。

脈が弱い場合は虚(虚証)といい弱い薬を使います。

虚と実の違いは?

虚と実は人間本来がそれぞれもつ体力や抵抗力の強さを示す指標です。

虚の人は病気に対する抵抗力が弱く、実の人は病気に対する抵抗力が強い。

それなら実の人のほうがいいのではと思ってしまいますがそういうものでもないんです。

風船にたとえると、空気が足りなくでしぼんでしまうのが虚、逆に空気が多すぎて膨れるが実といえます。

膨れ過ぎると割れてしまいます。

つまりどちらにかたよることのない中間タイプが理想になります。

その人がどちらのタイプかによって同じ病気でもでる症状が異なるので体質の見極めはとても重要です。

脈診では虚証であると判断しました。

腹診

腹診は漢方診察の真骨頂とも言えます。

腹診はへその周りを押したり触れたりする漢方独特の診察法です。

まずは全体にお腹を診ます。

反発力や違和感、痛みなどから体質の確認や症状の原因を推察することができます。

患者のお腹は、腹力でいうと5段階の2ぐらいなので虚実でいうと虚のお腹といえます。

肋骨下のポイントで痛みを感じることが分かりました。

診察の結果は?

上半身に汗をかきやすい、足は冷える。

患者曰く、上と下で熱いのと寒いのが同居している。

これを上熱下寒といいますが、これは典型的な気逆の症状で、気が上に上がっている状態になっています。

そのため患者は足は冷えるのに顔は熱いというアンバランスは症状をかかえ、

それでよく眠れずに翌日まで疲れを引きずっていると考えられます。

これは自律神経が関係した気の不調の典型といえる症状です。

処方する薬は

気の巡りを良くする薬で頭を冷やし、足は温める。

熱いエネルギーを足りないほうに回してあれがそれで事は足りると考えます。

処方された漢方薬は柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)という薬です。

この薬は、身体の熱や炎症をとり、気の働きを整えてくれる働きがあります。

気の流れを正常にもどすことで手足の冷えが改善、するとのどの渇きや不安、イライラも解消してよく眠れるようになります。

まとめ

人が本来備えている免疫力をあげていき、症状を段階的に消していく。

これこそが、治療方針がみえない身体の不調を原則一種類の薬で治す漢方の治療法です。

漢方医学は病理医学のように細分化されてはいません.

非常に大雑把だけれど、大雑把だけにかえって見えるツボがあります。

厳密にいうと日本には純粋な漢方医は存在しません。

いま、漢方をしている医師は、様々な分野の西洋医学の専門家が漢方を勉強し漢方医になっています。

考え方によっては、東洋医学と西洋医学をミックスした最先端の医療といえるかもしれません。

意外と知られていませんが漢方は基本的に診察・処方薬ともに保険適用です。

なんだか調子がわるいんから病院に行こうと思っているんだけど、どの科にいったらいいのかわからないという時には、まず漢方外来に相談するのが正解かもしれません。

不調の根本原因がわかりますから。

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