粉ミルクといえば、赤ちゃんが飲むものと思っていませんか?
じつは今、大人が飲む粉ミルクが販売され人気があるになっているんです。
粉ミルクの大人用と赤ちゃん用ではどう違うのでしょうか。
求心製薬、森永乳業、雪印ビーンスタークの3社それぞれの大人の粉ミルクの特徴を紹介します。
求心製薬「大人の粉ミルク」
最初に販売された大人の粉ミルクです。
求心製薬さんはもともと赤ちゃん用の粉ミルクはつくっていなかったので、いきなり大人の粉ミルクをつくるという思いきった行動にでます。
牛乳はお腹がゴロゴロするから苦手なんだけど、栄養があるから飲みたいというお客の声が多数あり、その思いにお応えしようと大人の粉ミルクを開発しています。
成分は?
カルシウムがコップ1杯で牛乳2杯分とれる。
しかもカルシウムの吸収を助けるビタミンDが入っている。
お腹ゴロゴロの原因の乳糖を可能な限り取り除いています。
森永乳業「ミルク生活」通販限定
高齢者の意見を調査
元気がない。
風邪をひきやすい。
食が細くなった。
このような声を商品開発の生かした商品を開発しています。
成分は?
腸内環境を整えるビフィズス菌が入っている。
シールド乳酸菌が入っているので免疫力を高め、風邪をひきにくくなる。
さらに貧血防止のために鉄分をいれている。
水にさらっと溶け、牛乳よりも飲んだ感じが軽く飲みやすい。
通販でのみ手に入れることができます。
雪印ビーンスターク 「プラチナミルクforバランス」
粉ミルクとして飲むだけでなく、料理にも使えるのが特徴です。
熱に強い粉ミルクなので、クリームシチューなどに牛乳の変わりに使えます
またコーヒーのミルク変わりにも利用可能。
成分は?
11種のビタミンと8種類のミネラル。
さらにDHAとたんぱく質が入っています。
すこしトロッとして、濃厚な飲みごこちが特徴です。
3種類の粉ミルクを品揃え
プラチナミルクforバランスの他に、プラチナforパワーとプラチナミルクforビューティーが販売されています。
プラチナforパワーは抹茶ミルク味。
HMB、カルシウム、ビタミンDを配合しています。
プラチナforビューティーはポタージュ風味。
ミルクセラミド、ローヤルゼリー、コラーゲンペプチド、4種のビタミンを配合しています。
赤ちゃん用の粉ミルクをどういう理由で飲んでいるのか?
牛乳が身体にいいと思っているがどうも苦手。
赤ちゃん用の粉ミルクは栄養価が高い。
赤ちゃんが口にするものだから安全。
いわれてみれば納得の理由ですが、赤ちゃん用だから大人が飲むには問題があるんです。
赤ちゃんが必要な栄養と大人が必要な栄養は別
赤ちゃん用の粉ミルクには赤ちゃんの成長に必要な脂質・糖質が多く含まれています。
そのため、大人が飲むと、必要以上の脂質・糖質をとってしまうので肥満のリスクが高くなります。
そのために、大人の粉ミルクは脂質・糖質を極力おさえ、特にシニア世代や女性に特化したものになっています。
まとめ
粉ミルクというネーミングですが、飲むサプリメントといったほうが分かりやすいかもしれませんね。
各社それぞれで栄養成分がちがいますから、自分に必要なものにあわせて選んでみてはどうでしょう。
3つの大人の粉ミルクを混ぜて飲むという方法もあります。
もうすこし価格が下がり、手軽に楽しめるようになれば牛乳がわりに飲む人が増えてくるでしょう。
需要が伸びてくると、いろいろなメーカーからさまざまな大人の粉ミルクが発売されるかもしれませんね。