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風邪をひいたらお風呂に入ってはダメは間違った常識だった!

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風邪の時にお風呂に入るとこじらせる

厚着をして寝て大量の汗をかくと風邪が早く治る。

実はこれらは間違っていた風邪の対処法だったんです。

風邪に良いお風呂の入り方と眠り方の新常識とは?

「明快まとめるパネル」で池袋大谷クリニックの大谷院長がその方法を紹介しました。

微熱の時はむしろお風呂に入ったほうがいい

なぜ、入ったほうがいいのか?

熱いお風呂の浸かることで血行が促進され、リフレッシュ効果があります。

またウイルスの活動が低下して、鼻詰まりなどの風邪の症状が軽減されるということです。
さらにお風呂の湯気と湿度がのどにいい。

入るときのポイントは?

ぬるま湯に入ることがポイントです。
およそ36〜40℃。

入浴時間は10分程度がおすすめです。

40℃をこえる熱いお風呂で長風呂はひかえてください。
体力を消耗してしまいます。

あくまでも、お風呂に入るのは風邪気味かなという状態のときですよ。
40度近い高熱があるときはお風呂に入らないでくださいね。

風邪のウイルスとの闘いで体力を消耗しているときに、入浴することでさらに体力を使い抵抗力がおちて症状が悪化してしまいます。

なぜ、お風呂に入らないほうがいいといわれていたのか?

昔は、自宅にお風呂がある家は少なかったんです。
多くの人は銭湯にいっていました。

冬の寒い時期などは、家に帰るまでに湯冷めします。

フォークバンドかぐや姫の名曲神田川でも歌われていましたよね。

赤い手ぬぐいマフラーにして
2人でいった横丁の風呂屋
いっしょに出ようねっていったのに
いつも、わたしが待たされた
洗い髪が芯まで冷えて
小さな石鹸カタカタなった
あなたは私の体を抱いて冷たいねっていったのよ

引用 かぐや姫 神田川歌詞

こんなことが日常の出来事として歌われるほど、湯冷めすることは普通のことだったんです。

家の中も寒かった

お風呂だけでなく、暖房設備の整っていない時代は家の中も今と違って寒かったのではないでしょうか。
だから、風邪をひいたときにはお風呂をひかえるようにした。

実際に銭湯にいって湯冷めして冷たくなった体であまり温かくない部屋のひんやりとした布団に潜り込む。
風邪をこじらせる人が多くいたことが想像できます。

だから、風邪をひいたら用心して風呂に入ることを控え、それが常識として世間に広まっていった。
当時のお医者さんもお風呂には入らないようにといっていたでしょうから。

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寝汗をかいて風邪を治す

寝るときの厚着に効果はありません。

寝ている間に汗をかくように厚着をして寝る。
寝汗をかいて残念ながら風邪はなおらないんです。

寝汗で目が覚め、ぐっしょりと濡れて下着を新しいものに着替えてまた眠る。
それを夜中に何度か繰り返した経験がありませんか。
汗をかくと一旦熱が下がるので風邪が治ってきたかなと思ってしまいますが熱は再びあがることが多いんです。

汗をかいてもウイルスは死にません。
逆に、汗を大量にかくことで脱水症状を引き起こし、風邪を長引かせることにもなりかねません。

どんな服装で寝るのがいい?

寒気がする場合は夏場でも長袖を着ましょう。

ちょっと熱があるかなというときには、半袖、短パンで眠ってかまいません。

快適に気持ちよく眠ることが大事です。

夏場などは、なにを着るかよりも冷房の温度設定に注意したほうが風邪対策にはいいと思います。
冬場は暖房による乾燥に注意が必要ですね。

まとめ

当時はそれが最善だったことも時代や環境が変わればそうではなくなる。

今の時代、家の風呂に入りドライヤーで髪の毛を乾かしパジャマを着ていれば湯冷めなんてしませんもんね。
若い世代には湯冷めという言葉すら知らない人も多いのではないでしょうか。

最後に一言。

ここに書いていることは、あくまでも風邪気味かなという症状の場合ですからね。

40℃前後の高熱でぐったりするぐらいの風邪の時にはお風呂はひかえてください。
しっかりと栄養をとって、寝ることが一番です。

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自分の風邪具合をみてお風呂に入ろうかと悩んだら、お医者さんに相談してみましょう。

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