近頃、いろいろな名前の乳酸菌をテレビコマーシャルや雑誌などで目にしませんか。
スーパーなどではヨーグルトと並んで様々な種類の乳酸菌商品が販売されています。
乳酸菌は古くから発酵食品などで私たちに馴染みのあるものです。
昔から腸は健康の源といわれ、乳酸菌はその腸を正常な状態に整えるカギともいえるものです。
乳酸菌は身体の中に糖分が入るとその糖分を乳酸に分解し、分解された乳酸が腸の中に入ると腸内は弱酸性になります。
その結果、腸内の悪玉菌が増えづらくなり、腸内環境が整います。
悪玉菌が少なく、乳酸菌が多く生息する腸内環境を保つことは健康のためにとても大切なことです。
このように乳酸菌は私たちにとって有益な菌ですが、その数は自然界に実に数千種以上あると考えられています。
乳酸菌は種類によって、体内に入ってからの働き方が変わってきます。
ここでは、風邪、肥満、歯周病予防などに効果がある乳酸菌5種類を紹介します。
風邪・インフルエンザ予防+免疫力アップ
R-1乳酸菌/乳酸菌シロタ株/L-92乳酸菌
インフルエンザや風邪のウイルスを攻撃する細胞を活性化させ、さらに免疫力を高める期待ができる乳酸菌です。
R-1乳酸菌を毎日食べるグループと食べないグループに別れて2〜3ヶ月の追跡調査をした結果、毎日食べたグループは風邪にかかる確率が約1/3だったという実験結果がでています。
ピロリ菌を減らし胃ガンを予防
LG21乳酸菌
胃ガンなどの原因とされるピロリ菌を減らす働きがあります。
東海大学医学部の実験によると、ピロリ菌を多く持つ人がLG21乳酸菌入りヨーグルトを毎日1日2回飲み続け、2ヶ月後には8割の人のピロリ菌が減少したということです。
ダイエット効果が期待できる
CP1563株乳酸菌
最近話題になっている体脂肪の燃焼効果が期待できる乳酸菌です。
CP1563をとりいれると腸で吸収され、肝臓や筋肉に働きかけ脂肪燃焼を助ける酵素を作ります。
飲料水が販売されています。
歯周病や口臭を予防
ロイテル菌
母乳から発見された人由来の乳酸菌です。
後藤先生がもっとも注目している乳酸菌です。
口腔内の環境を良好にする働きがあり結果、歯周病や歯肉炎の抑制のほかに口臭予防が期待できます。
ヨーグルトなどが市販されています。
しばらく口の中にふくんでから飲むようにすると効果的です。
これら以外にも乳酸菌は私たちが普段食べているものにもたくさん含まれています。
乳酸菌が含まれている食べ物は?
植物性乳酸菌
味噌
醤油
塩麹
キムチなど
動物性乳酸菌
ヨーグルト
乳酸飲料
チーズなど
一緒に食べると効果的な食べ物は?
豆類
ゴボウ
ニンジン
芋類
海藻類
オリゴ糖
はちみつ
ニンニク
バナナ
納豆
きな粉など
これらは乳酸菌の栄養になります。
乳酸菌の効果的は摂り方は?
一例として1日200gのヨーグルトを2週間以上続けてください。
小さいカップ2個ぐらいの量ですが、これを1度に食べてもいいですが分けて食べたほうがより効果的です。
最適な時間、タイミングは?
胃酸が薄まっている食後がベストです。
胃で消化されずに腸まで届きやすくなります。
まとめ
実は腸内の乳酸菌の数は年をとるごとに減少します。
赤ちゃんの腸内には100億個の乳酸菌がいますが、50〜60才ぐらいになると激減して1億個ぐらいまでに数を減らします。
腸内環境を整え、元気で年齢を重ねるほど積極的に乳酸菌をとるように心掛けてください。
ちなみに私はもう7年ほど前からビオフェルミンを愛用しています。
この数年は朝のスムージーと一緒にほぼ毎日一錠から2錠の新ビオフェルミンS錠を飲んでいます。
これが効いているからかどうかは断言できませんが、便通は快調そのものです。
最近は第2の脳といわれるほど腸が私たちの健康に大きく影響していることがわかってきています。
自分の生活に合わせた乳酸菌を積極的にとるようにしましょう。